手術後9〜10日目 自主トレ
【2021年12月11日〜12日 リハビリ休み】
土日はリハビリが休みのため自主トレ
できることは限られるし
歩行は禁止だったので
せいぜい体重を乗せる練習と筋トレくらい
健康な脚の筋トレをやって何の意味があるのか、、、
気持ちが腐りかける
なにも進まない土日は無駄な時間を過ごしてる気分になる
この時私にはリハビリを急ぐ理由があった
約1週間後に息子のクリスマス会が控えていたのだ
コロナ禍で入園依頼、イベントは軒並み中止or見学不可
年中の終わりになってようやく親も参加できる発表会が行われることになった
これを逃してなるものか！
かわいいわが子の晴れ舞台、這ってでも行きたい！
この目標があったからこそ頑張れたし、
結果予定より1週間ほど早く退院できたわけだけれども、、、
この時の私はもちろん知る由もないので
あと1週間で歩けるようになるのか？
日々一喜一憂していた
2ヶ月前息子と行った旅先にて
手術後8日目 歩行練習開始＆1週間ぶりのシャワー
【2021年12月10日 全荷重OK 1、2回目】
とうとう歩行練習！
やっと、、、やっとスタートラインに立てた
ここまで長かったなぁ、、、
でもこの先がもっと長い戦いになるんだろうけど
まずはいつもと同じアキレス腱周辺のマッサージとストレッチ
足首の上げ下げで可動域を広げる
そしてついに足をつく事に
とりあえずサポーター巻いて足首ガチガチにして開始
まずは座ったまま床に両足ついて体重をかけていく
こここここここえぇぇえ〜！
２週間近く無重力状態だった私の足裏
それがひさびさに感じる圧は何とも気持ち悪い
体重かけたら足裏の骨ごとパリーンと割れてしまいそうな
ガラス細工の上に立つかのような恐ろしさ、、、
何度か慣らして、いよいよ立ち上がってみる
うん、すごく気持ち悪いし、なにかが痛い
どんな痛みかといえばずっと中腰作業してたのから戻るときのような
中の神経が痛い感じに似てるかな（分かりにくい？）
ちなみに私はいきなり全荷重OKだったので
この日はゆっくり体重をかけたり、前後の体重移動の練習など
まず足に体重を乗せる、それに慣れる訓練だった
足の折れた箇所によっては数か月かけて
1/3加重、1/2加重、全荷重、、、と順を追って
負荷を増やしていく方法もよくとられてる
初めから全荷重かけられる程度の骨折だったことは
不幸中の幸いだったのかな
結局この日は平行棒につかまりながら十数歩歩いた
つい、クララの気持ちが今ならわかる～なんて漏らしたけど
リハの先生苦笑い
ん？通じてない？
さては平成生まれか？？
とにかく私にとっての大きな一歩を踏み出した今日という日を
私は忘れないだろう（大げさ）
(浮腫みもあって、左右差は少しあり)
この日手術依頼初めてシャワーも入れた
シーネが外れたので、サポーターを巻いた状態で
防水してもらって、立ってシャワーを浴びれた
体の自由度がどんどん増していく
できることが増えていく
健康ってどこまでも尊いな、、、と実感する日々
シャワーを終えてみると、
防水したはずの左足はしっかり水没していたｗ
手術後１週間 シーネが外れる
【2021年12月9日】
朝から血液検査＆レントゲン
この結果で骨にずれがなければシーネが外される
逆に万が一骨がずれていれば手術のやり直し・・・
絶対にこれ以上痛い思いはしたくないので
この1週間は慎重の上に慎重に生活していた
夕方・・・
一日中待ちに待ったけど先生は来ない
どうやら緊急オペが入ってしまったらしく
今日は来れないかもしれない、と看護師さんからの一言
今日固定から解放される気満々だった私は、結構落ち込む
なかばやさぐれ状態でベッドに横になっていると、
「入りまーす」と軽い感じで先生登場！
乱れた髪に、いつもよりお疲れなたたずまい、、、
オペ終わりで疲れてるところ、それでも回診にてきてくれた
これだけで先生の株爆上がり！単純なもんで。
そして術後の経過も、傷の具合も、レントゲンで見た骨も問題なし
とのことでシーネが外される！
なんという解放感！
全く違う自由度！素晴らしい！
ところどころ内出血？鬱血？してあざのようになってたり
新陳代謝でかしわしわになった皮膚は少しびっくりしたけど、
思ったより浮腫んでないし、痛くもない
なにより身動きとりやすい
寝返りもスムーズ
あぁ、、、日々不安になったり焦ったりしてしまうけど
ちゃんと体は回復にむかっているんだな、と一安心した今日なのでした
明日からはリハビリも歩行訓練に入る
初めての着地、、、正直怖くもあり楽しみでもある
手術後3日目 動かない足指
【2021年12月5日】
この日の朝、点滴が外れる
術後の感染予防の抗生剤もこれで最後
食事が食べられる
自分でトイレにいける
点滴がなくなって自力で体を維持する
日一日と回復していってる実感がもてると共に
普通に生活できる日常の尊さを思う
健康は失ってみて初めて意識するんだろうな
そして日常が取り戻せると薄れていくありがたみ
人間そんなもんだろうけど
今は自由なタイミングで動ける、そんなことが幸せ
さて、術後もっとも怖いのは感染症
しかしそれにも並んで注意が必要になるのが「血栓」
俗にいうエコノミークラス症候群の予防
動かない足指に血栓ができて、
それが脳に飛べは脳梗塞
心臓にとべば心筋梗塞
運が悪ければ死に至る
なかなか侮れない・・・
毎朝夕回診にくる先生にも
看護師さんたちにも、とにかく言われる
「足の指よく動かしてね！」
しかし、、、動かん！
これがなんとも驚きなんだけど動かんのよ
痛みがあったり、固定具のせいもあるんだけど
たった１週間使ってないだけで
体はんどんどん忘れてしまう、指の曲げ方ひとつですら
どこに力をいれたら足指が曲がるのか？
もともとそこには神経が通ってなかったかのように
まったく曲がらなくなった親指の関節。。。
まだシーネがとれるまでは１週間近くある
ここまで使ってない足首の今後と
この先のリハビリが思いやれた・・・
手術後2日目 リハビリ開始＆尿管が抜ける
【2021年12月4日】
足の痛みはまだあるものの、
少し横を向けてしびれを逃がしたり
体制を変えるくらいの余裕もでだした
そして始まりました恐怖のリハビリ
いや、テレビとかで見る「過酷なリハビリを乗り越え・・・」
の文言に怯えすぎなだけなんだけど
実際はマッサージから始まり
足指を前後に動かす、足指でものをつかむような動きの練習
骨折した左足の筋力を落とさないようにちょっとした筋トレ
健康な右足のためのスクワット、カーフレイズなどの筋トレ
など痛みを伴うものはほとんどなく一安心
ただ、横に尿パックをぶらさげてのリハビリ・・・
あえてなのか？しっかり中身が確認できる透明パックに
満タンになってる私の尿・・・恥ずかしい。。。
種目がかわるたびに尿パックの位置を付け替えたり
時にはそれをもって移動してくれるリハの先生には申し訳なく、、、
多分同じ世代であろう私のリハビリ担当の彼は
そんなこと全く気にも留めてないんだろうけど、
私も一応女子の端くれですのでね。。。
公開処刑の気分でございました、はい
車いす移動＆トイレへの移動もスムーズだったので
午後には尿パックは外してもらえて一件落着なわけでしたが
いちいちトイレにいかなくてもいいのは楽だけど
しばらくこんな辱めはごめんだわ～
夕飯、、、美味しいけどね！優しいのよ〜
手術後当日～1日目 痛みとの戦い
【2021年12月3日】
病室にて意識が戻ってから、
まずは自分の状態を確認してみる
手術した左足は、それまでと同じくシーネと包帯でぐるぐる固定
足を高くするクッションと、氷パックでクーリングもされていた
健康な右足には血栓予防のマッサージ機
シュコーシュコーと一定間隔で働いてくれている
下半身はまだ麻酔の残りかビリビリしたような
ボワーンとしたような重たい感覚
頑張ればなんとか動かせる
寝ている間に尿パックをつないでくれたようで
尿道に多少異物感はあるものの
挿入する瞬間のなんとも言えない気持ち悪さを
経験せずに済んだ
(あれは脊椎麻酔より嫌な思い出)
左腕には点滴が2種類
時刻は16時過ぎ、、、
手術は90分程かかったとの事
そして何故か背中がめちゃくちゃ痛い
なんなら手術した足より痛い、苦しい
寝違えた時の痛みに似てる
たまに呼吸が苦しいくらいの痛み
足が動かせないので横になって痛みを逃すこともできず
仰向けのまま痛みに耐える
たまに策に捕まって腕力だけで上半身を横に向ける
長くは耐えられないので、仰向けに戻り
また耐えられない痛みになってくると柵を掴む、、、
永遠とも思える苦痛の時間を過ごして
また時計を確認する
18時、、、、
うそでしょう？
絶望的な気持ちになる
まだ1時間半しか経ってない、、、
こんな状態で眠れないし
これが朝まであと何時間も続くの？？
ベッドを起こして座ってみるも
背中の痛みは変わらず
座る事でお尻が痺れてきて痛い、、、
もうなんか全部痛い
辛い、泣きたい、、、
この日は朝まで1時間まどろんでは苦痛で起きる、を永遠と繰り返し
疲労困憊でようやく朝を迎えた
長い夜が明け２４時間以上ぶりの朝食
突然のふつう食にびっくり！
え？
こんな、、、ごはん１８０ｇも食べていいの？？
帝王切開では重湯からスタートし
普通食にありつけたのは３日目からだったので
ありがたいんだけど、、、不安
おなか痛くなったりしないよね？
恐る恐る、、、おいしく完食いたしました！
絶食中点滴で水分は補給されてるし
食欲も不思議とわかなかったけど、
それは食べ物を味わって得る満足感とは
全くことなるもの
やっぱりご飯を口から食べるって大事！
